肌のハリや小じわの改善を目指してリジュランのケアを調べると、リジュランヒーラーとリジュラン HBという製品を目にすることがあります。

どちらもPN(ポリヌクレオチド)を使用していますが、成分構成から痛み、保湿効果まで違いがあることをご存じでしょうか。

それぞれの違いをわかりやすく比較してみましょう。

成分構成の違い

① リジュランヒーラー — PNを中心とした製品

リジュランヒーラーは、PN 2.0パーセントを主成分とする製品です。

PNは、皮膚組織の回復に適した環境を整え、肌のハリや小じわの改善を助ける可能性がある成分です。

  • 主な成分:PN 2.0パーセント
  • 特徴:PNを中心とした単一有効成分の製剤
  • 期待できる効果:肌のハリと小じわの改善

② リジュラン HB — PNに保湿・麻酔成分を加えた製品

リジュラン HBは、PN 1.0パーセントにヒアルロン酸(HA)とリドカインを加えた製品です。

ヒアルロン酸は肌の水分保持を助け、リドカインは注入時の痛みの負担を軽減する役割を担います。

  • 主な成分:PN 1.0パーセント+HA 1.0パーセント+リドカイン 0.3パーセント
  • 特徴:保湿成分と局所麻酔成分の両方を配合
  • 期待できる効果:小じわの改善と肌の保湿

つまり、リジュランヒーラーはPNに重点を置いた製品、リジュラン HBは保湿とケアを受ける際の負担にも配慮した製品と考えるとわかりやすいでしょう。

ケア中の痛みの違い

リジュランのケアを検討するとき、特に気になりやすいのが痛みです。

① リジュランヒーラー

セリタでは、リジュランヒーラーのケアにX-インジェクター(X-Injector)を用いた注入方式を採用しています。

X-インジェクターは、一定量の薬剤を分けて均等に注入することを助ける機器です。リジュランヒーラーの成分を変えずに、注入する深さや量を調整します。

痛みの負担を抑えるため、ケア前に麻酔クリームを併用することがあります。

注入中にチクッとする感覚や圧迫感があり、ケア後にはふくらみ、針跡、赤みが現れることがあります。

② リジュラン HB

リジュラン HBには、局所麻酔成分のリドカイン 0.3パーセントが含まれています。

リドカインは痛みの信号の伝達を抑え、注入時の不快感を軽減するのに役立ちます。

メーカーが紹介した臨床試験では、従来のリジュランと比べて平均約53パーセントの痛みの軽減が報告されています。

ただし、実際に感じる痛みは、肌の状態、ケアする部位、注入方法によって異なることがあります。

エンボス状のふくらみとケア後の肌の変化

リジュランのケア後には、肌の表面が一時的に盛り上がるエンボス状のふくらみが現れることがあります。

これは、肌に注入された成分によって生じる一時的な変化です。

① リジュランヒーラー(X-インジェクターを使用する場合)

  • 粘性のある製剤です。
  • 細かな吸引跡や小さなふくらみが現れることがあります。
  • ふくらみは一般的に数日で落ち着きます。
  • 肌のハリと小じわの改善が期待できます。

② リジュラン HB(手打ち注入の場合)

  • 比較的粘度の低い製剤です。
  • ふくらみが現れることがあり、続く期間には個人差があります。
  • ヒアルロン酸により、肌の保湿改善も期待できます。

どちらもケア直後にふくらみ、赤み、腫れ、あざなどが生じることがあり、回復の速さは人によって異なります。

リジュランヒーラーとリジュラン HBを一覧で比較

項目 リジュランヒーラー リジュラン HB
主な成分 PN 2.0パーセント PN 1.0パーセント+HA 1.0パーセント+リドカイン 0.3パーセント
製剤 比較的粘性が高い 比較的粘性が低い
痛み 注入時に痛みを感じることがある リドカインによる痛みの軽減が期待できる
保湿成分 HA非配合 HA配合
主な特徴 PNを中心とした肌の改善 PNと保湿成分の複合作用
ふくらみ 現れることがある 現れることがある

どちらのリジュランを選べばよいでしょうか?

リジュランヒーラーを検討できる場合

  • 肌のハリや小じわが気になる場合
  • PNを中心としたケアを希望する場合
  • 肌の状態に合わせ、肌全体の改善を計画する場合

セリタクリニックでは、リジュランヒーラーのケア中の痛みの負担を抑えるため、X-インジェクターを用いた注入方式を採用しています。

リジュラン HBを検討できる場合

  • リジュランのケア中の痛みが心配な場合
  • 肌の乾燥と小じわの両方が気になる場合
  • 保湿成分を含むリジュランを希望する場合

どちらか一方が必ず優れているとはいえません。

PNの含有量が多いほど、どの肌でもよい結果が得られるわけではありません。肌の状態やケアの目的により、適した製品は異なることがあります。

リジュラン後のふくらみは、いつ落ち着きますか?

リジュランのケア後、肌に小さな盛り上がりができる現象をエンボシング(Embossing)と呼びます。

肌に注入された成分により一時的に盛り上がった跡ができるもので、多くは時間とともに自然に落ち着きます。

一般的には1~3日以内に落ち着くことが多いものの、製品の種類、肌の状態、ケアする部位によって続く期間は異なることがあります。

1. 製品ごとのふくらみが続く期間

① リジュランヒーラー(X-インジェクター)

  • PN特有の粘性を持つ製剤です。
  • インジェクターを使用しても、細かなふくらみが1~2日ほど軽く残ることがあります。

② リジュラン HB(手打ち注入)

  • ヒアルロン酸(HA)を含む複合製剤です。
  • 流動性が高いため、ふくらみがより柔らかく形成され、吸収もより早く進みます。
  • ふくらみは一般的に1~2日以内に落ち着くことがあります。

2. ふくらみが続く期間に影響する要因

肌の厚さやケアする部位によって、ふくらみの程度や続く期間は異なることがあります。

特に目元や口元など、皮膚が薄く敏感な部位では、頬や額よりも針跡が目立つことがあります。

また、注入量、注入する深さ、それぞれの肌の状態によっても違いが生じます。

3. ケア後のお手入れと注意点

  • 強い刺激を避ける:ケアを受けた部位を強く押したり、こすったりしないでください。
  • 鎮静と保湿:肌への刺激が少ない保湿剤を使用しましょう。熱感や不快感がある場合は、受けたアフターケアの案内に従い、軽く冷やすことができます。
  • 肌の状態を確認する:ふくらみは多くの場合、自然に落ち着きます。赤みや腫れが強くなる、痛みや熱感が続く場合は、ケアを受けた担当者へお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

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本記事は一般的な肌の情報を提供するものです。ケアの効果や副作用には個人差があります。ケアの必要性については、セリタクリニックへお問い合わせください。