あまり知られていない生え際ボトックスと小鼻ボトックス

ボトックスは、シワの改善やエラのケアにだけ使うものだと思っていませんか?

実は、ボツリヌストキシンは顔のさまざまな筋肉の動きを調整するために活用できます。普段はあまり意識しない生え際や小鼻の周辺にも使えるのです!

今回は、意外と知られていない生え際ボトックスと小鼻ボトックスの仕組み、期待できる変化、持続期間、注意点を詳しく見ていきましょう。


1. 生え際ボトックス(Hairline Botox)

生え際ボトックスとは?

生え際ボトックスは、額と頭皮の境目にあたる生え際の周辺へボツリヌストキシンを注入し、その部分の筋肉の動きを調整する方法です。

一般的な額のボトックスが、額のシワをつくる筋肉の動きを抑えることを中心とするのに対し、生え際ボトックスは注入する位置や目的に応じて、額周辺の筋肉の緊張や動きを調整することを重視します。

ただし、生え際にボトックスを注入すれば必ず額や眉が上がるわけではありません。実際の変化は、筋肉の動きや注入位置、一人ひとりの顔の構造によって異なります。

生え際ボトックスに期待できる変化

① 額周辺の筋肉の動きを調整

額や生え際の周辺で過剰に起こる筋肉の動きを和らげることで、表情に伴う緊張感の調整に役立つ可能性があります。

② 額のシワを和らげる

筋肉の動きによって生じる額の表情ジワを和らげるのに役立つ可能性があります。ただし、すでに深く刻まれたシワは、ボトックスだけでは十分な改善が難しい場合があります。

③ 額や眉周辺の印象の変化

筋肉のバランスによって、額や眉周辺の印象にわずかな変化が見られることがあります。ただし、注入位置が適切でないと、かえって眉が重く見えたり下がって見えたりする可能性があるため、丁寧な評価が必要です。

効果はいつから現れますか?

  • 効果が現れる時期: 一般的に3~7日前後から変化が見られることがあり、約2週間かけて効果が落ち着いてきます。
  • 持続期間: おおむね3~4か月程度ですが、個人差があります。
  • ケアの間隔: 効果が弱まる時期と筋肉の状態を確認して決めます。極端に短い間隔で繰り返すことは避けるのが望ましいです。

生え際の周辺は額や眉の動きに影響し得るため、シワだけを見るのではなく、普段の目の開け方や眉の位置、筋肉の動きなどもあわせて確認することが大切です。


2. 小鼻ボトックス(Alar Reduction Botox)

小鼻ボトックスとは?

笑ったり話したりするとき、小鼻が左右に大きく広がることが気になった経験はありませんか?

小鼻ボトックスは、鼻の周辺にある小さな表情筋にボツリヌストキシンを注入し、過剰な筋肉の動きを一時的に和らげる方法です。

特に、笑ったり表情をつくったりしたときに小鼻が大きく広がる場合、小鼻の動きを抑えるのに役立つ可能性があります。

鼻の骨や軟骨の構造そのものを変えるのではなく、表情によって変化する小鼻の動きを調整することがポイントです。

小鼻ボトックスの仕組みは?

小鼻の周辺には、鼻の動きに関わる鼻筋や上唇鼻翼挙筋など、複数の小さな筋肉があります。

ボツリヌストキシンは、神経と筋肉の間で働く神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑え、筋肉の収縮を一時的に減らします。

これにより、笑ったり話したりしたときに過剰に動く小鼻の広がりを和らげる効果が期待できます。

小鼻ボトックスはどのような場合に向いていますか?

① 笑うと小鼻が大きく広がる場合

普段は小鼻がそれほど広く見えなくても、笑ったり話したりすると鼻の両側が特に大きく広がる場合は、選択肢として検討できます。

② 表情をつくるときに鼻周辺の動きが目立つ場合

鼻を頻繁にひくつかせたり、特定の表情で小鼻周辺の筋肉が過剰に収縮したりする場合にも、役立つ可能性があります。

③ 小鼻の構造そのものが広い場合

一方、何もしていない状態でも小鼻が広い場合や、鼻先の皮膚や軟骨の構造が発達している場合は、ボトックスだけで目に見える変化を得るのは難しいことがあります。

小鼻ボトックスは鼻そのものの大きさを小さくする方法ではないため、小鼻が広く見える原因が筋肉の動きなのか、皮膚や軟骨の構造なのかを確認することが大切です。

効果はいつから現れますか?

  • 効果が現れる時期: 一般的にケア後3~7日前後から始まり、約1~2週間かけてはっきりしてくることがあります。
  • 持続期間: おおむね3~4か月程度で、一人ひとり異なります。
  • ケアの間隔: 筋肉の動きと前回までの反応を確認して決めます。

鼻の周辺は表情による変化が多い部分のため、普段の筋肉の使い方や一人ひとりの反応によって、実感する持続期間が異なることがあります。

小鼻ボトックスで気をつけたい点

小鼻の周辺には、笑ったり話したりするときに使う複数の表情筋が近接しています。

そのため、注入位置や量が適切でないと、周辺の筋肉にも影響し、一時的に表情が不自然になることがあります。

特に、次のような変化が現れる可能性があります。

  • 笑ったときの上唇の動きが普段と変わる
  • 笑顔が不自然になったり、左右非対称に見えたりする
  • 注射した部分の一時的な痛み、腫れ、内出血

ボトックスには、フィラーのように溶解注射ですぐに効果を元に戻す方法がありません。そのため、最初から多くの量を使うのではなく、一人ひとりの筋肉の状態にあわせて慎重に進めることが大切です。


3. 生え際ボトックスと小鼻ボトックスのケア後の注意点は?

どちらもボツリヌストキシンを使うため、ケア後は次の点を参考にしてください。

① 注射した部分を強くこすらない

ケア直後は、注入した部分を強く押したりマッサージしたりすることを避けるのが望ましいです。特に、生え際を強く刺激する頭皮マッサージや経絡マッサージなどは、ケア後の初期には控えることをおすすめします。

② ケア直後は過度な活動を控える

ケア当日は、激しい運動やサウナ、チムジルバンなど、体に過度な熱が加わる活動を避けるのが望ましいです。主に、腫れや内出血、不快感を減らすためのケアです。

③ 飲酒や過度な刺激を避ける

飲酒は内出血や腫れを悪化させる可能性があるため、ケア直後はできるだけ控えるのが望ましいです。

④ 一人ひとりの筋肉の状態にあわせてケアする

ボトックスは、注入位置や量、筋肉の使い方によって結果が異なることがあります。同じ部分でも適した注入位置や量は人によって異なるため、ケア前に十分な確認が必要です。


4. ボトックスで大切なのは、部位よりも筋肉の動きです。

ボトックスは、単にシワを伸ばしたり筋肉の大きさを小さくしたりするためだけに使うものではありません。

生え際周辺の筋肉の動きや、笑うと過剰に広がる小鼻など、普段気になっていた小さな部分にも活用できます。

ただし、すべての人に同じ効果が現れるわけではありません。

特に生え際と小鼻は、小さな筋肉の動きが表情全体に影響し得る部分です。むやみに多くの量を注入するのではなく、一人ひとりの顔の構造や筋肉の動きを考えることが大切です。

ボトックスのポイントは、たくさん打つことではなく、必要な部分に適切に使うことです。

普段、生え際や小鼻の動きが気になっていた方は、自分の状態に適した方法かどうか確認してみてください。

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本記事は一般的な肌の情報提供を目的としており、ケアの効果や副作用には個人差があります。ケアが必要かどうかは、CELITA Clinicへお問い合わせください。